同窓会の皆様には、平素より格別のご高配を賜り謹んでお礼申し上げます。
また、昨年は同窓会110周年の記念総会開催にあたり多大なるご協力のもと無事に終えることが出来たことを併せてお礼申し上げます。
さて、本日は2018年3月に卒業した70回生の「梶 鉄輝」(かじ てつき)君をご紹介したいと思います。
彼は市高で自転車競技部に所属し兵庫県自転車協議連盟から県代表に選ばれ、国民体育大会に出場する一方、マウンテンバイクやロードレースにも参戦し入賞を果たすなど自転車競技界の若手のホープであります。
また、昨年末には文部科学省の留学支援制度を勝ち取り、自転車競技の本場ベルギーで2ケ月間の修行中に、17回のレースに参戦し多国籍のメンバーと生活を共にする貴重な経験と世界デビューを果たしています。
順風満帆に送ってきた自転車競技生活と思われますが、実は彼中学一年生の時、ロード練習中に選手生命に係わる大きな交通事故に遭い、頭蓋骨解放骨折・頭蓋底骨折・髄液漏・右腕神経叢損傷などの瀕死の怪我を負い、一命はとりとめたものの右腕に大きな障害を負うことになりました。
それでも自転車競技を諦めることが出来ず、厳しいリハビリを重ね事故翌年にはレースに復帰し表彰台に立つまでに回復し、現在に至っています。
そんな彼の現在の目標は、パラトライアスロン・パラサイクルの世界選手権で優勝し、2年後の東京バラリンピックで金メダルを取ることであります。
そして、その先にはロードレースの最高峰ツールドフランスで走るという大きな夢を語ってくれました。
自転車競技の話をしている時の彼の屈託のない笑顔を見ていると、話に引き込まれ、いつの間にか応援したい気持ちになりました。「市高から日本一へ!」いや「世界を目指す!」という若者を応援したくなりました。
そこで、同窓会の皆様にも梶君の活動を知っていただきたくHPで取り上げさせていただきました。「日本一」や「世界一」というものを簡単に成し遂げるものでないのは皆さんもご承知かとは思います。
もちろん、そのためには日ごろのトレーニング環境や遠征費などお金の問題も発生してきます。
市高同窓生になる梶君の活動に興味の持たれた方、もしくはご協力いただける方は、下記のHPから彼の事をもっと知っていただきたく思います。
また何かご質問・ご意見がある方はEメールにてお問い合わせ願います。
「梶 鉄輝」(かじ てつき)君を応援しよう!
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